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Posted by ミリタリーブログ  at 

2016年02月01日

タクトレ勉強会その1

1月末日。いつものラボ北さんにて、
T3PROJ.メンバーのタクトレ勉強会を実施しました。



原則としてT3PROJ.はトイガンの安全な運用を目的として活動していますが、
タクトレという定義の中で有意義と思われる内容に関しては、
向上心や好奇心を満たす意味で積極的に行っています。

今回は、

・身体的負荷下での射撃パフォーマンスの変化


・車両を用いたコンバットシューティング


・バディとのコミュニケーション

についての体験を行いました。

身体的負荷下の環境再現には、心拍数のコントロールを用いました。
まずは基準値を理解してもらい、心拍数を測定、自分の身体の傾向や特性を知ってもらいます。

そのうえで最大心拍数(拍動が最も速くなった場合の限界値的な心拍数)を
それぞれの年齢から設定。その数値の80%をリミットとして負荷をかけていきます。

メンバーには自主的にヘビーロード、いわゆる重装備に近い状態になってもらい、準備完了。

・約30mの直線を銃をコンバットレディのまま歩行前進(急激に負荷をかけない)
・5m先のターゲットに対して射撃。
・180度ターンして反対側のターゲットまでランニング。
・5m手前で急制止、ターゲットに対して射撃。
この往復を繰り返す。

2人1組で行い、マズルコントロールやセーフティチェック、バディへの報告なども必ず行います。
一般的なランニングとは違い、装備や銃の重さで筋肉はどんどん疲労し、
さらにはガンコントロールなどの気配りで、脳への酸素要求量も増加します。
必然的に身体は酸素欠乏状態となり、意識と動作のかい離が発生。
姿勢が乱れる、思ったところへ弾丸が飛ばない、声が出ないなどの
弊害が発生するのを自身の体験を通して学んでいきます。


日頃の運動不足が災いしてダウン寸前のSUNNY。筋力が低下し、銃の保持が困難に。

3往復くらい行ったら必ず心拍数の計測を行います。
前述した最大心拍数の80%(デスクワークのメンバーは60%)を超えていた時点でいったん離脱。
心拍数が安定するまで休憩させました。

高負荷下でも安定したパフォーマンスを実現するためには、
日常的なトレーニングが必要不可欠です。
今回はその必要性を身をもって体感してもらう良い機会になったようでした。

続きは次回
  


Posted by SUNNY  at 19:00Comments(0)活動報告